
私も小学生の頃は歯並びが悪く、矯正治療をしていました。当時はあまりなじみのない治療だったので周りの目を気にしていた時期もあったことを記憶しています。しかし今となっては歯並びをきれいに治して本当によかったと感じます。私が歯科医師になったきっかけもこの矯正治療だったので、大学卒業後は矯正専門医に勤務して経験を積んでいました。当院はインビザライン症例数も多く、アライン・テクノロジー社から、プラチナエリート認定をうけています。いつでも気軽にご相談下さい。

むし歯や歯周病になりやすい
唾液には口の中を洗い流す作用があります。しかし歯並びが悪いと唾液がきれいに流れていかないため、むし歯や歯周病になりやすいのです。さらに歯ブラシがきちんと当たらないことも影響しています。
歯並びが悪いお年寄りを見かけないのは、若いうちに入れ歯や差し歯になってしまうためです。つまり悪い歯並びのままだと、将来的に自分の歯で食事ができなくなる可能性が高いと言えます。
脳の刺激が不足しやすい
歯並びが悪くてきちんと噛めない場合、脳細胞への刺激が不足し、学習能力が低下すると言われています。
消極的になる
歯並びがコンプレックスになって笑顔に自信が持てず、本来明るい性格の人が口を開けて笑うのもはばかるようになってしまうことがあります。その結果、人付き合いにも消極的になってしまうことがあるようです。
力が出せない
歯並びが悪いとしっかり食いしばることができないため、なかなか全力投球できません。スポーツ選手などは、奥歯をギュッと噛みしめることによって瞬発力を高めています。
言葉がはっきりと話せない
歯並びが悪いと、サ行やタ行、ナ行などが発音しにくくなったり、英語の発音がしにくくなったりすることがあります。
顎関節症になりやすい
歯はお互いに支え合って噛む力に耐えているため、きちんと噛めない歯があると、残りの歯やあごなどに負担がかかります。そうした不均衡が原因となって、顎関節症、頭痛、めまい、肩こりが起こることがあります。
胃腸に負担がかかる
悪い歯並びでは食べ物をしっかり噛めないため、消化酵素の分泌が減少し、胃腸の負担が大きくなります。
風邪をひきやすくなる
噛み合わせが悪くて口が閉じにくいと、口呼吸になってしまいます。その結果、口の中が乾燥して風邪をひきやすくなります。


歯科においてはむし歯予防や歯周病予防も大切ですが、生活習慣の悪い癖を治すことも大切です。悪い癖があると、たとえ矯正治療で歯並びをきれいに治したとしても、再度もとの悪い歯並びに戻ってしまう場合があります。癖を治すのは決して容易ではありませんが、気がけて治していきましょう。
頬づえ
頬づえをつくと頭の重みが押さえた歯に持続的にかかるため、矯正治療と同じ原理で歯が動いていきます。奥歯が内側に倒れる、前歯がさらに前にでてくる、あごの形が変形するなどは、日常診療でもよく見かけます。

口呼吸
口呼吸では常に口が開いているので、歯が出っ歯になってしまいます。その他の特徴的な変化として、下唇がぽってりとしたたらこ唇になり、鼻の下や顔全体が長くなり、凹凸のないのっぺりとした顔貌になるということがあげられます。
また口呼吸は見た目だけの問題ではなく、感染症、喘息、アトピー性皮膚炎など様々な病気を引き起こします。
鼻呼吸になおすと、知能や集中力、体力まで改善し、身長も伸びると言われています。

その他
うつぶせ寝、指しゃぶり、おしゃぶり、爪かみ、唇をなめる、下唇を咬む、舌で歯を押すなども歯並びに悪影響を及ぼします。


歯を支える骨や歯ぐきが健康であれば、何歳になっても矯正治療で歯を移動させることができます。矯正治療は歯を少しずつ動かしていくため、ある程度の年月がかかりますが、一般的には早く始めた方が簡単に終わると言われています。あごの成長に問題がなく歯のデコボコを治すだけであれば、あごの成長の終わった後で治療を開始することも可能です。あごの成長をコントロールする必要がある場合には、小学校低学年から治療を開始した方がよいでしょう。早めに相談していただければ適切な治療方法・治療時期をお伝えします。相談は無料です。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の両方を行っています。近年は治療結果もほぼ差がないため、目立たないマウスピース矯正を希望する人が大多数です。院長の私自身も両方の治療を体験してみましたが、マウスピース矯正の方が違和感や痛みが少なく、ストレスは10分の1程度と感じています。


インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供しているマウスピース型矯正治療法のことです。多くの方々から厚い支持と人気を集め続けており、現在では世界100ヶ国以上の国々で提供されています。
ワイヤー矯正と異なり、透明で目立ちにくい、取り外し可能、金属アレルギーでも治療可能などがメリットです。マウスピース1枚あたりで約0.25mmというわずかな移動量を重ねていき、目標となる歯並びに向けて矯正していきます。
型取りの必要はなく、小型の口腔内スキャナーを歯にかざすだけで必要な情報が得られます。スキャニングによって得られる情報をもとに、歯の移動経過を3D画像でシュミレーションすることが可能です。


インビザラインはマウスピース矯正の中では適応範囲が広いですが、やはりワイヤー矯正と比較すると重度の歯並びの乱れなどの場合は、対応できないことがあります。
その場合、当院ではワイヤー矯正も併用しながら治療を行っていきます。

装着時間を守る
インビザラインは矯正装置を自分で着脱できる分、装着管理を自分で行わなくてはなりません。インビザラインは1日20時間の装着が推奨されているマウスピース矯正システムで、その時間が守られていないと、治療計画通りに歯が移動しないリスクが高まります。
そのため、インビザライン矯正を行う場合、装着管理はしっかり行わなくてはなりません。
治療終了後の管理
矯正治療で動かした歯は、元に戻ろうとすることがあります。したがって装置をはずした後にも、数年の間、保定装置などを用いて管理をする必要があります。この時期に保定装置の使用を怠ると、後戻りが起こることがあります。 一方、矯正治療の経験の有無にかかわらず、加齢による変化や歯周病などによって、歯ならびやかみ合わせは変わり続けます。その意味では、一生をかけて常に管理していくことが大切です。


健康保険が適用されないため、自由診療となります。歯並びの状況を見てご説明させて頂きますので、気になる方は一度ご相談下さい。相談は無料、矯正検査は3万円(税別)です。